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散歩などで汚れがちな犬の足裏は、こまめに正しい方法でお手入れをしないと、皮膚病などの原因になってしまうことが。そこで今回は、犬の足拭きのコツや注意点についてご紹介します。まずは、犬の足拭きの必要性についておさらいしましょう。
目次
- 汚れていると病気の原因に?犬の足裏を拭く必要性とは
- 優しい力加減がコツ!犬の足拭きのやり方
- 強くこするのはNG!犬の足拭きの注意点
汚れていると病気の原因に?犬の足裏を拭く必要性とは
犬の足裏は、体の中で数少ない犬が汗をかく部位。また、地面に直接ふれることもあり、汚れやすい部位ともいえます。
そんな足裏をきちんとお手入れせず、不衛生な状態が続くと、皮膚が炎症を起こしたり、ただれたりする「指間皮膚炎・指間炎(しかんひふえん・しかんえん)」という皮膚病にかかってしまうことがあります。このような皮膚病から愛犬を守るためにも、散歩やおでかけ後は必ず足裏をチェックしながら拭いてあげるようにしましょう。
なお、犬は足裏に炎症を起こすと歩きにくくなるので、片足を上げるなど、不自然な歩き方をすることがあります。気になる症状が見られる場合は、一度動物病院で診てもらいましょう。
優しい力加減がコツ!犬の足拭きのやり方
犬の足拭きをする際は、やわらかいタオルをぬらすか、犬用のウェットティッシュなどを使い、優しく拭くのがポイントです。足裏全体を包むように拭いた後は、指先にウェットティッシュなどを巻き付け、肉球や指の間の汚れを優しく拭き取りましょう。
また、雨でひどく汚れてしまったときなど、足を部分洗いしてあげるといいでしょう。その場合は、ドライヤーを使って完全に乾かすことも重要です。ドライヤーを服に挟むなどして固定し、両手で肉球を広げながら乾かしましょう。
強くこするのはNG!犬の足拭きの注意点
犬の足拭きをするときは、ゴシゴシと力を入れないように注意してください。力強くこすることで、肉球や皮膚を傷つけてしまったり、違和感が残ると、後に犬が気にして舐めてしまったりする原因になります。なかなか落ちない汚れの場合は、シャンプー液を使って落とすようにしましょう。
前述の通り、足をぬらしたまま放置するのはNGです。毛がしっかり乾いていない状態だと、蒸れて炎症を起こしやすくなります。
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