
あなたの愛犬は、どのような健康診断を受けていますか?
健康診断は、定期的に受けることだけでなく、年齢や体調に合わせて「何を調べるか」を考えることも大切です。血液検査、レントゲン検査、超音波検査など、それぞれ確認できる内容は異なります。

今回は、ハグウェル動物総合病院で行っている健康診断について、検査内容や受診前の準備、当日の流れ、主なリスク・注意事項、費用を、株式会社ハグウェル グループ統括院長の佐藤貴紀先生に伺いました。
目次
- 健康診断で行う検査と、それぞれで確認する内容
- 若いうちから定期的に健康診断を受けてほしい
- 健康診断の前日から準備をスタート
- 受付を済ませ、まずは問診へ
- 身体検査で全身を触って確認
- 血圧測定と心電図検査
- レントゲンと超音波で体の中を確認
- 最後に佐藤先生から読者へメッセージ
- 健康診断を検討している方へ
- ハグウェル健診について
- 犬の健康診断に関するQ&A
- 健康診断を受けられる病院・問い合わせ先
健康診断で行う検査と、それぞれで確認する内容

健康診断というと、まず血液検査を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、血液検査で確認できるのは、主に血液中に表れる数値の変化です。
臓器そのものの形や内部の状態までは確認できないため、ハグウェル動物総合病院では、レントゲン検査や超音波検査などもセットで行うことをおすすめしていると言います。
「血液検査では、肝臓や腎臓などの状態を数値で確認できますが、臓器の形や大きさ、内部の状態を直接見ることはできません。そのため、腫瘍や肝臓の初期段階の異常など、血液検査だけでは見つけにくい変化もあります。
また、脾臓や腸、脳などの異常は、血液検査の数値に表れないこともあります」 (以下:佐藤先生)

そのため、健康診断では、血液検査だけでなく、必要に応じてレントゲン検査や超音波検査を組み合わせることが大切です。佐藤先生は、それぞれの画像検査の役割について、次のように説明します。
「レントゲン検査では、骨や気管、心臓、肺のほか、腹部にある肝臓や脾臓、子宮などの形態的な異常を確認します。超音波検査では、心臓の動きや弁の機能、肝臓、胆のう、腎臓、膀胱、膵臓、腸など、各臓器の細かな状態を確認します。
それぞれの検査でわかることが異なるため、血液検査だけでなく、画像検査を組み合わせて全身を確認することが大切です」
佐藤先生は、避妊・去勢手術時に行う血液検査なども含めて1歳頃までに一度は検査を受け、レントゲン検査や超音波検査を含む詳しい健康診断についても、1歳頃から検討してほしいと話します。
「1歳未満では、避妊・去勢手術の際に血液検査などを受ける機会があるほか、体が小さい時期は検査に必要な量の血液を採取することが難しい場合もあります」
特別な症状がない場合でも、1歳を過ぎた頃から、年齢や犬種、健康状態に応じて、血液検査にレントゲン検査や超音波検査を組み合わせるか獣医師と相談するとよいでしょう。
「若くて元気に見える犬さんでも、先天的な病気や、まだ症状として現れていない体の変化が隠れている可能性があります。
不調が現れてから詳しく調べるのではなく、元気なうちにレントゲン検査や超音波検査を受けておくことが、体の中にある変化に気づくきっかけになります。若く、元気に見える犬さんでも、健康診断によって症状に現れていない変化が見つかることがありますね」













