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WanQol編集部が街角で出会った素敵な愛犬家とわんちゃんを紹介する《飼い主インタビュー》。今回は特別版として、ウェルシュ・コーギーのバルーちゃんと飼い主でタレントのIMALUさんにご登場いただきました!IMALUさんにわんちゃんとの素敵な暮らしについて、お話をうかがいました。
目次
- 猫を追いかけた愛犬の驚きのリアクションに思わず苦笑…
- 一緒にいる時間が増えて愛犬が私をリーダーと認めてくれた
- 愛犬は家族以上の絆を感じる存在
- 愛犬とのシニアライフへの楽しみ
猫を追いかけた愛犬の驚きのリアクションに思わず苦笑…
-愛犬バルーちゃんはどんな性格ですか?
飼い始めに「こんなに小心者な犬がいるのか…!」と驚いたくらい、とにかくビビりですね(笑)。歳を重ねてから、雷にも怖がるようになりました。基本的にびっくりしやすい体質なんですよ。急な物音や、散歩中に後ろから人が歩いてきただけでもビクビクしている時があります。
-人やわんちゃんとの相性はいかがですか?
人は大好きなんですが、犬見知りはしてしまいますね。特に大きい子が少し苦手。小さい子も生意気に吠えるくせに、相手が近づいてきたら結局しっぽを下げてビビっているんですよ。小心者ですよね。
しかも、吠えるのも私がリードを持っている時だけ。私が後ろについていると思うと、気持ちが大きくなって威勢よくなれるみたいなんです。
同様に、ほかの動物も苦手。一度、興奮気味で野良猫を追いかけたことがあったんですが…猫が入った細い道にバルーもついていったら、なんと行き場に困った猫が返り討ちを!まさかの猫パンチを喰らってしまっていました。その時、ビビリのバルーは降参のへそ天をしたのですが、それと同時におしりから何かが飛び出して…。
汚い話で申し訳ないのですが、ブッとうんちを漏らしていて。なんとも情けない…(笑)思わず笑ってしまいましたね。
お得意のへそ天を披露!(笑)
-ボール遊びが苦手なバルーちゃんの動画がSNSでひそかに人気だとか(笑)?
はい…。フォロワーのみなさんは、バルーのそんな姿を愛らしく思って見てくださっています。
でも実は、バルーがボールの“取って来い”を苦手になってしまった原因があるんです。多頭飼いを始めたばかりの頃、お世話になっている獣医師の先生が「ボール遊びは一頭ずつしてあげてね」と教えてくださったのに…まとめ投げた方が楽だと思って、先住犬と一緒に遊ばせてしまっていたから。
結局、バルーは自分のではなくスーのボールを追いかけに行ってしまう癖がついてしまいました。大好きなスー先輩の持っているものの方が魅力的に見えてしまっていたようです。
おかげで、全然“取って来い”ができない犬になってしまいました。練習を重ねて、最近は徐々にできるようになってきましたけど。成長する姿を含めて、みなさんに見守ってもらっています。(笑)
一緒にいる時間が増えて愛犬が私をリーダーと認めてくれた
-愛犬バルーへのしつけで困ったことは?
あんまりないですね。3匹と暮らしてきて、しつけの仕方を一から学べました。自分が大人になってからより、「犬との接し方」が分かってきた気がするんです。
1代目を飼っていた時は自分も子供だったし、今となってはもっとこうしてあげればよかったなって思うことがたくさんあるんです。やはり一回だけでは分からなかったこともたくさんあります。シンプルに、もっと一緒にいてあげられたらよかったな、などと思い返しますね。
-今はお一人で飼われているんですか?
そうですね、数年前に犬を飼えるマンションに移ったので、バルーは私と一緒に住んでいます。その前までは、家を出ても近所に住んで、バルーのお世話のために実家に帰っていました。
-外出自粛期間中、愛犬との関係に変化はありましたか?
昨年は私とバルーにとっても、より絆を深めるターニングポイントになった気がします。家にいる時間が増えたら、バルーと目が合う回数も増えたんです。
今までも私がお仕事の時はバルーを実家に預けたりして、バルーのことを常に誰かが見ていてあげられるように意識をして過ごしていましたが、色々な人にお世話をしてもらっていたバルーは、むしろ慕うべきリーダーを決められずにいたのかもしれません。犬には群れのリーダーに服従する本能があるじゃないですか。思えば、私が帰宅して散歩に誘っても、なんとなくだるそうにしていたり、以前の様子は今ほど信頼を寄せてくれていなかったように感じます。
一対一の時間が増えてからは、散歩に出るときも、私の様子を見てスッと立ち上がってくれるようになりました。日常の中でも、私が何をしているのかずっと目で追っていたり、リーダーの動きにアンテナを張っている感じが伝わってきます。この自粛期間は、パートナーシップの築き方を学ぶ良い機会になりましたね。
-愛犬バルーちゃんはIMALUさんにとってどのような存在ですか?
バルーは可愛い後輩って感じです(笑)。今までの愛犬たちは私が幼かったこともあり、面倒を見てもらったり共に成長した感覚があるのですが、バルーは大人になってから飼っているので、少し感覚が違いますね。
でも、バルーは相棒っていうほど頼れるタイプではないので。私がしっかりしないと!って思わせてくれる“後輩”がしっくりきます。
愛犬は家族以上の絆を感じる存在
-わんちゃんを飼ってよかったと思うことは?
本当に良いことしかないですね!犬を飼っていなかったら、今のような豊かな人生は絶対にあり得なかったと思います。
家族との関係性にも一役買ってくれていますね。大人になるとお互い仕事もしていて、わざわざ家族に連絡しなくなってしまいがちですが、バルーのおかげで連絡するきっかけができます。
初めて出会った方とも犬の話ですごく盛り上がってすぐに打ち解けたり、特にこういうご時世で外に出づらいような世の中になっても、お散歩にいったり、日々笑わせてくれたり、犬がいるだけで体も心も健康になりますよね。
-IMALUさんにとっての『愛犬』とは?
心の支えであり家族だけど、家族以上の存在。いつも、見えない繋がりみたいなものを感じています。
よく『犬は家族』といいますが、私はそれ以上の絆を感じることもあるんです。誰にでも、人に言えない悩みがあったり、思春期には家族のことも嫌になったりする時期があったりしますよね。そんな時も、犬たちがそばで全てを受け止めてくれていたんですよね。大人になるまでずっと犬と一緒に過ごしてきたので、犬がいない人生なんて、私には考えられないです。
ペットロスになって「もう犬を飼いたくない」とおっしゃる方もいますし、犬の方が人間よりも寿命は短いのは確かです。しかし、どんなに一緒に過ごせる時間が限られていてお別れが悲しくても、それ以上に一緒にいる時間の幸せが大きいのも事実。犬と生きることはすごく尊いことだと感じています。
愛犬とのシニアライフへの楽しみ
-これからバルーちゃんと一緒にやりたいことは?
バルーは、コーギーにしては体が小さくて鼻も少し短いので、いまだに子犬に間違えられることもあるのですが、今年の春でもう10歳。
シニアですが、お外が好きなので、まだまだ走るし元気いっぱい。病気もしていないから、これからのシニアライフも体に気をつけながら思いっきり遊べる場所に車で連れて行ってあげたいです。
編集部のコメント
このコロナ禍でバルーちゃんと過ごす時間が今まで以上に増え、絆がさらに深まったというIMALUさん。特に“家族のようで、家族以上の存在”との言葉に思わず大きく頷いてしまいました。
その時の自分の年齢や環境、状態に応じて、わんちゃんとの向き合い方や関係性にも変化があることなど、全国のオーナーさんも共感できるエピソードを沢山聞かせてくださいました。みなさんもこの機会に、愛犬の大切さや存在の大きさについて、今一度振り返ってみてはいかがでしょうか。