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シベリアンハスキー・ユキの飼い主。2023年、愛犬と猫とのフォトエッセイ『まるで親子のような犬と猫 今日も仲良し! ユキちゃん レンちゃん サンちゃん』を出版。
獣医師のかもしかさんとシベリアンハスキーの愛犬・ユキちゃん、そして時々猫のレンくん・サンちゃんも交えた愛情あふれるくらしとは?
目次
- 猫と仲良しなシベリアンハスキーの愛犬・ユキちゃんとくらす、かもしかさん
- 飼い主募集のポスターがきっかけ。憧れのシベリアンハスキーとの出会い
- ハスキー界の推し犬「シルビアちゃん」に会うためにSNSを開設
- ハスキーに育てられた猫? ユキちゃんが子猫の母親代わりに
- 生涯つづく、犬猫とのくらしを見据えて獣医師の道を志す
- 実家からの独立を機に、愛犬の仲良しな猫たちともお別れ…
- 「愛犬の最終意思決定権は誰か」飼い主を決めておくことの重要性
- 日常での1番の幸せは、ただ愛犬がそばにいてくれること
猫と仲良しなシベリアンハスキーの愛犬・ユキちゃんとくらす、かもしかさん
穏やかな顔をした大きなシベリアンハスキーが寝ているそばに、小さな猫が2匹。母猫に甘えるようにピッタリとくっついて、耳をペロペロと舐めています。
ここまで犬と猫が仲良しなのはめずらしいようで、3匹の様子を投稿しているTwitterアカウントのフォロワーは33万人を超えています。
投稿主は、シベリアンハスキー「ユキちゃん」の飼い主である、かもしかさん。昔から犬猫がいるくらしが当たり前の生活を送り、今は獣医師の仕事をしています。
ユキちゃんにべったりな2匹の猫、レンくんとサンちゃんは、かもしかさんの実家の猫たちです。
獣医師をしているかもしかさんでさえ、犬と猫がここまで仲良くなるとは思っていなかったそう。
たくさんの犬猫に囲まれて育ったかもしかさんですが、ユキちゃんは、特別。それもそのはず、両親でなく自分が飼い主として初めて責任を持つことになった愛犬だからです。
「ユキは娘のような存在です。昔からハスキーが好きでしたが、ハスキーの中でもやっぱりうちの子が一番かわいいですね(笑)」
念願のシベリアンハスキーを迎えた当時の想いや、くらしに起きた変化とは? 獣医師であるかもしかさんならではの、動物を迎えることへの想いについても伺いました。
飼い主募集のポスターがきっかけ。憧れのシベリアンハスキーとの出会い
約6年前、獣医師としてペット保険の会社に勤めていたかもしかさんは、仕事の一環でペットショップを訪れます。そこには、『生後4ヶ月のシベリアンハスキーが新しい飼い主を探している』という内容の張り紙が。前の飼い主が家の都合で飼えなくなってしまった子でした。
「小学生くらいからずっとシベリアンハスキーが好きで、いつか飼いたいと思っていたんです。そのペットショップのスタッフさんにも、ハスキーが好きだとしょっちゅう話していたので、すぐに張り紙のことを教えてくれました」
張り紙を見て、かもしかさんのお母さんに確認。あっさりOKという返事だったため、その場で前の飼い主さんに電話をかけました。
こうして、かもしかさんは、念願のハスキーを迎えることになったのです。
「ユキは夜中にいたずらをしたり、ドッグランでも他のワンちゃんと揉めたり。とにかくやんちゃでした(笑)」
かもしかさんのハスキーへのこだわりは「純粋にかわいいから」。
特に推しのポイントは、狼に近いけれどつぶらで優しい瞳を持つお顔と、ダブルコートのもふもふ具合だそうです。
「シベリアンハスキーは、とにかく癒されます。大きくてもふもふな体を抱きしめて寝るのが本当に気持ちいいんです」
ハスキー界の推し犬「シルビアちゃん」に会うためにSNSを開設
かもしかさんは、ユキちゃんを迎えたのち、SNSで22万人以上のフォロワーを誇る大人気のシベリアンハスキー「シルビアちゃん」に会いたい一心でユキちゃんの写真をSNSに投稿するようになりました。
「本当に、アイドルに憧れるような気持ちでした(笑)でも、よくわからない人に急に会いたいと言われても困惑されてしまうと思い、自分のTwitterアカウントにもユキの様子を投稿するようにしたんです」
のちに、シルビアちゃんに会いに、当時住んでいた大阪から九州まで車を走らせたかもしかさん。
シルビアちゃんに会って以降も、ユキちゃんと共にハスキーのオフ会によく参加しています。ユキちゃんと血のつながった親戚も山口県や九州の方に多くいることがわかったため、休日には旅行がてら会いにいくそうです。
「本当はインドア派なんですが、ユキを迎えてからかなりアクティブになりました」
去年の休日には、青森からフェリーで雪が降る-16°の北海道へ。函館や札幌、旭山動物園、帯広など1週間かけて車でユキちゃんと共に旅をしたこともありました。
「ハスキーならやっぱり1回は北海道に連れて行ってあげたくて。−16°で服を着なくてもへっちゃらそうでした」