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獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。
犬のしつけに欠かせない「待て」を教えたら、生活の中で積極的に使っていきましょう。そうすることで犬がより「待て」の指示に慣れ、いい子になるはずです。多くのメリットがある「待て」を、さまざまなシチュエーションで取り入れてみてください。
目次
- 愛犬にリードをつけるとき
- 散歩中、交差点を渡るとき
- 散歩中、ウンチを拾うとき
- 食事中におとなしくしてほしいとき
- ほかの部屋で用事があるとき
愛犬にリードをつけるとき
「待て」を使える日々のシチュエーションといえば、愛犬にリードをつけるときです。
散歩前のリードをつける際に「待て」といい、嬉しくて興奮している犬の動きを止めましょう。それによってリードをつけやすくなりますよ。
散歩のあとにリードを外すときも、同様に「待て」を使ってください。
散歩中、交差点を渡るとき
愛犬の身を守るためにも、交差点を渡るときは「待て」をさせ、飛び出しを防ぎましょう。
屋外ではほかにも、角を曲がるときなどにも使えます。散歩中はいろいろなシチュエーションで積極的に使ってみてくださいね。そして、きちんとできたらしっかりとほめてあげましょう。
散歩中、ウンチを拾うとき
愛犬が散歩中にウンチをした場合、拾う間にも「待て」をさせるのがおすすめです。目を離した隙に拾い食いをしたり、犬が動こうとしてよろけたりするのを防げます。
まずは「待て」を指示し、犬がおとなしくしている間にウンチを拾うといいですよ。
食事中におとなしくしてほしいとき
飼い主さんが食事しているとき、人の食べ物をほしがる犬は多いものです。おとなしく待っていてほしいときは、飼い主さんの足元で「ふせ」と「待て」の両方を指示してみましょう。
食事のたびに実践すると、犬もどんどん慣れてくるはずです。少しずつ試してみてください。飼い主さんの食事が終わり「待て」がきちんとできていたなら、しっかりとほめてごほうびをあげてもいいでしょう。
ほかの部屋で用事があるとき
飼い主さんがほかの部屋で用事があるときや、玄関で来客に応対するときも、「待て」が使えると非常に便利です。
犬は来客に吠えたり、飼い主さんがいない部屋でイタズラしたりしがちですが、「待て」が上手にできればそれらの困りごとも防げます。「待て」をマスターさせ、飼い主さんのいない部屋でもおとなしくいられるようにしたいものですね。
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