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WanQol編集部が街角で出会った素敵な愛犬家とわんちゃんを紹介する《WanScene》。 今日は多摩川で、山地さんとポン(チワワのミックス犬)に出会いました。ポンといると、親にせがんで飼ってもらった幼少時代の愛犬を思い出すようです。愛犬家の山地さんに、わんちゃんとの暮らしについて話を伺いました。
多摩川で出会った愛犬家とわんちゃん
愛犬データ No.86
ポン/犬種:チワワのミックス(推定6歳♂)
娘との“ダブル飼い主”
チワワミックス・ポンとの出会い
ポンは私の娘が飼えなくなった人から引き継いだ推定6歳の男の子です。娘がポンに出会った時の様子が「ポンコツだなぁ」、というくらい疲れた感じだったらしく、娘はポンという名前をつけてしまいましたが、私と妻はポンのキュートな仕草に夢中になりました。飼い主は娘ですが、出張や仕事の都合でいつの間にか我が家で預かる機会が増えました。自分で引き受けた犬なのだから、「親に世話をかけないようにしてください」と思っていたのですが一度預かったのが運のツキ!? 可愛くて愛らしくて、今では頼まれない日でも私から迎えに行く“ダブル飼い主”状態です。
定位置は妻のヒザの上
-チワワミックス・ポンはどんな子?
我が家は夫婦揃って公園や河川敷などに写真を撮りに行くことが多く、ポンが来るようになってからは一緒に連れて行くようになりました。出掛ける準備をしているとポンはソワソワして「僕も行く」アピールに余念がありません。ポン用のリュックのチャックを開けるとタタタッと走ってきて、自分からリュックの中に入ります。移動中はバッグの中でとても静かにしてくれているので、どこへでも連れていけます。ちょっと寂しいのは私と一緒の時間も多いとは思うのですが、ポンの定位置は妻のヒザの上なんです。男の子だから仕方ないですかね(笑)。
昔の犬で思い残したことを…
-チワワミックス・ポンとの暮らしはいかがですか?
ポンを見ていると幼い頃に親にせがんで飼うようになった犬を思い出すんです。「ぜったいに世話をするから」という約束でその子を飼ったのですが、ちゃんと世話をしたのは最初だけ。友人との遊びが優先になり、散歩は親にまかせっきりになってしまいました。ポンを預かることに消極的だったのは、この時のことが申し訳ないという気持ちとして心のどこかに残っていたのが理由だと思います。それでもポンはそんなことは知らぬとばかりに、どんどんと私の心に入ってきました。お風呂でポンを洗ったり乾かしたり遊んだりしているうちに、離れられない存在になりました。
昔の子が夢に出てくることもあるんです。そんな時、ポンを見ていると、ポンが私の気持ちをその子に伝えてくれている気がします。ポンは不思議な力を持っている……、そんな風に思えます。自身は画を描くのを生業としています。いつかポンとその子を一緒にキャンバスに描く日が来るかもしれません。うちに来てくれて、本当にありがとう。これからもずっと娘と私たち夫婦を“ダブル飼い主”でいさせてください(笑)!