愛犬家の一日《WanScene080》Tony & まりあ・さくら

MariaとSakuraはどんな子ですか？

Mariaは優しくてフレンドリーですね。言い寄ってくる若いオスにはものすごく厳しくて、威嚇することもあるけれど、基本的には社交的な性格です。そのせいか脱走癖はあります（笑）。庭に出しておくと、隙間を見つけては逃げ出しているんですよね。ご近所で捕獲されて「Mariaちゃん確保しました！」と連絡をいただくことがしばしば…。誰に対しても人懐っこい子です。
Sakuraは大人しくて素直。いつも家族の足元で静かに横たわっています。本来軍用犬だったため、とても気性の荒い子が多いんです。しつけをきちんとしないと散歩も難しいと聞いたことがあります。しかし、Sakuraは両親共に穏やかな性格だそうです。ブリーダーさんもショードッグやパピーウォーカーなどを育成しているところだったので、人間と生活しやすくトレーニングされています。一部使役犬としての素質も残っているようで、怪しい物音が聞こえると家が揺れるくらいの唸り声を出すことはあります。飼い主への護衛本能が強いところも、心強いです。

 

Mariaは完全にママっ子。家では、ずっと妻のストーカーをしています（笑）。寝るときもママと一緒がいいみたいです。
一方、Sakuraは子犬の時からよく面倒を見てくれていた大学生の娘をボスだと慕っています（笑）。お留守番中に、うんちまみれになってしまった子犬のSakuraを毎日のようにお風呂に入れてあげていたのが娘でした。そんな幼い頃からの愛情をしっかり感じ取っているんだと思います。今では、娘が家に帰ってくると、「ボス、おかえりなさいませ！」と言わんばかりに真っ先にお出迎え。彼女がソファにくつろぐと追いかけて膝の上に座りに行きます。夜も、娘のベッドの足元で丸まって寝るのがお決まりなんです。53kgもあって、体格は大きいけれど、“ボス”に可愛がられているのが好きなんです。
近所にはこの子のおばさんにあたる子が住んでいるんですが、お散歩中にその子と会えると大興奮。やはり、他のわんちゃんに対してとは違う喜び方をします。お母さんを思い出すようですね。口の周りを舐めて、「遊んで！遊んで！」と無邪気にはしゃぐんです。見た目とは裏腹に、とても甘えん坊なところも可愛いですね。