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WanScene_057
WanQolが出会った素敵なオーナーとわんちゃん
@隅田川
わんちゃん:
Kunimitsu/柴犬(13歳)
Kunimitsuはどんな性格?
柴犬らしく飼い主に忠実です。家族には心を許しきってくれてるのを感じますね。子どもたちが生まれるより前からいるので、上の子が生まれた時もあたかい目で見守ってくれていました。いまでも、うちの子どもたちがどんなに耳を引っ張っても怒らないでじっと我慢してるんですよ。精神的にも1番上かなぁ(笑)。うちの子だけですが。
けど、基本的に家族や昔からの知り合い以外とは仲良くなろうともしないんですよね。人も犬も。
昔からの顔見知りの人には会うと尻尾を振って寄っていくんですが、初対面の相手には厳しめです(笑)。基本的に近づいてくる人はお気に召さないみたい…。お散歩中、Kunimitsuを見て「かわいい!」って近づいてきてくれる人にも容赦なく噛んじゃうんですよね。警戒心が強くて、“一見さんお断り!”ってモードになっちゃうんです。わんちゃんに対しても同じく。子どものときに会わせていたわんちゃんは平気なんですが、他のわんちゃんとはどうも相性が悪いですね。フレンチブルドックやパグのような鼻ぺちゃ系の子たちが特に苦手のようです。
そんなKunimitsuの唯一のお友達はご近所の黒い柴犬くん。同じ犬種、男同士で分かり合えることでもあるんでしょうか(笑)。人でいうと近所のおじさん。お散歩でどんなに遠くのコースを通っても、近所のおじさんのところには必ず行きたがるんですよね。ちょっと気難しいところがあるぶん、心を開いた相手への愛情は人一倍です。
普段から吠えることなく本当に静かな子。そんなに感情表現をするタイプでもないから、旅行から帰ってきても、全然喜んでくれないんです。尻尾も振らない。でも、たまーに猫みたいにすり寄ってきてくれる。結局そのツンデレにやられちゃうんですよねぇ。
食べ物に関しては全く好き嫌いはありません。なかでもやっぱりお肉が大好きですね。
Kunimitsuを飼い始めたきっかけは?
13年前、豆柴が飼いたくてペットショップでお願いしたんです。それで、新潟からはるばる来たこの子に出会いました。目移りすることなく、そのまま決めたので、他の子は見てなかったですね。生後2ヶ月くらいのKunimitsuは、「大きいなぁ」という印象でした。豆柴というより、すでにしっかりとした柴犬でした(笑)。
Kunimitsuとの暮らしはいかがですか?
散歩が大好きなので、毎日朝と夕方に行っています。小さい頃はお散歩中に首輪がスッと抜けてしまい、ヒヤッとしたことがありました(笑)。逃げるわけでもなく、ずっと一定の距離を取りながら追いかけて来て。Kunimitsuからしたらおふざけのつもりだろうけど、車にひかれないか心配でたまりませんでした。
いまはすっかり柴犬のトリコです。顔から性格から仕草…もうとにかく全部好き。そんなに表には出さないけど、家族が大好きな甘えん坊。13年飼っていても、どんな瞬間も変わらず「かわいい」って思っちゃいますね。
最近は事情があって別部屋にいるため、みんなが来てくれるのを、じっとおとなしく待ってくれています。本来ツンデレなKunimitsuも、人と触れ合う時間が少なくなったからか、帰ってくると走って寄ってきてくれます。実は2年前、病気で耳の中の器官を取っちゃったので、Kunimitsuの耳は聴こえません。でもいつも耳以外のいろんな感覚を使って、私たちを感じ取ろうとしてくれているのが分かります。気遣い屋の我が家の長男。子どもたちにとっては、ちょっといたずらしたって許してくれる優しいお兄ちゃん。一緒に遊んで、笑い合える最高の友達。一緒にみんなで成長してきた仲間です。最近では、おじいちゃんKunimitsuの水換えやおねしょの処理を娘たちが進んで取り組んでくれるようになりました。今後は、介護やその先の辛い局面を目の当たりにしていくことになると思います。
その時その時で、Kunimitsuは私たち家族にたくさんのことを教えてくれているなぁと感じますね。