「スポンジみたいに吸収力がある」は褒め言葉なのか? 自分の体で検証してみた

「スポンジみたいに吸収力があるね」なんて褒め言葉があるように、スポンジは“吸収力”の代名詞的存在になっている。では、スポンジよりもたくさんの水を飲めれば、僕が今日から“吸収力”の代名詞になるのでは———!?

戦いのはじまり 

スポンジみたいに吸収力がある

「君はスポンジみたいに吸収力があるね〜」

これは、毎日全人類に褒められたいと願っている僕の中で「上司に言われたい言葉ランキング」第2位に入っているフレーズだ。(ちなみに1位は「ここは自分が奢るよ」です)

この言い回しは言葉の通り、スポンジが水分をさっとすばやく吸収する様子から生まれたものだと思われる。

でも、ちょっと待ってほしい。

そもそも僕のほうがスポンジよりもたくさんの水を飲めるのだが……?

スポンジがある程度の水を吸い取ることで、“吸収力”の代名詞を得ているのだとしたら、それよりも多い水を僕が飲めれば、僕(庭氏)こそが“吸収力”の代名詞になるはずだ。その結果、今までお決まりだった褒め言葉が、明日から「キミは庭氏くんみたいに吸収力があるな〜」に変わるだろう。

もしそうなったとしなたらば、間接的に自分が褒められているみたいで嬉しいぞ。毎日全人類に褒められたい僕にとっては最高じゃないか。

これは、なんとしてでもスポンジから吸収力の看板を奪い去ってやらなくては。

僕>スポンジであることの証明

ハンズの端材スポンジ

スポンジを超えるにあたって、まずはライバルを用意しなくてはならない。そこで用意したのがこちら。ハンズオリジナルのブランド・「Hand Marks(ハンドマークス)」の「端材をあつめたスポンジパック」だ。

これは、製品をつくる過程で余った不揃いな端材をたくさん集めたもので、僕みたいにひたすらスポンジと吸水力の対決をしたい方にはおすすめの商品だ。

まずは条件をイーブンに揃えるために、スポンジを私の胃と同じくらいのサイズに加工していこう。ホチキスを使って、端材のスポンジをつなぎ合わせていく。

端材スポンジでDIYをする庭氏
(この記事唯一といってもいいDIY要素です。そしてこれをDIYと呼んでいいのかはわかりません)

胃の大きさはその人の握りこぶし大体3個分らしいので、なんとなくそれくらいの大きさに仕上げました。

niwashi-sponge-03.jpeg

完成したスポンジは意外にも握りやすい大きさに仕上がった。これはこれで皿洗いとかに使えそう。

そしてこのスポンジに、たっぷり水を吸わせる。

ハンズの端材スポンジに水を吸わせる
※「ほらほら、君のチカラはそんなものかい?」なんて言いながら吸わせています。ちなみに僕は来年30歳になりますが、毎日とても楽しいです。

水を含んだスポンジを徹底的に絞り上げて、どれくらいの水量を含んだのか計ったところ……

水156ml

156g(ml)!これは多いのか? 少ないのか?

次は僕のターンだ。

これと同量の水をグラスに注いで……

水156ml

一気に飲み干す。

水を飲む庭氏

この時点で失敗したら吸収力はおろか、人としての大切なプライドすらスポンジ以下になりそうなので、ある程度必死になってしまう。家でひとり水を飲んでいるだけなのに、妙に緊張感がある。

水を飲む庭氏

とは言ったものの、コップ一杯にも満たない量なんて……

水を飲み干す庭氏
(スポンジと同量の水を飲めただけで、この顔ができる29歳がいるだろうか)

余裕じゃーい!

スポンジ vs 僕、圧勝だ。吸収力の代名詞は僕のものだー!!

さらなる高みへ

超吸水スポンジ

とはいえ、有識者はきっと先ほどの試合を見てこう思うだろう。

「水切れの良いスポンジを使っていないか?」

有識者の方、ご安心ください。

そんなこともあろうと、カインズで吸水力がすごそうなスポンジも買ってみました。手に持つとずっしりと重みがあり、密度が高いことがわかる。水を含んでいないというのに、バスタオルくらいの重さはある。これは手強いぞ。

このスポンジも先ほどと同様に、胃の大きさにしていく。

超吸水スポンジ
(DIY識者のみなさん、これが僕なりのDIYです。どうか怒らないでください……)

先に四角に成形されたスポンジだったので、カッターで切るだけでいいのは助かる。

真っ青だから病に侵されているっぽいが、けっこうちゃんと胃の形になった。

胃の形にカットした超吸水スポンジ
※色と形が相まって、妙に湖っぽい

これに水を含ませていく。

超吸水スポンジに水を含ませる庭氏水色のスポンジがじわじわと深い青に変わっていくにつれ、服が雨に濡れて重くなっていくような感触がある。

これを絞ってみると、291mlだった。

超吸水スポンジが含んだ水の量先ほどのほとんど倍だ。え? いきなりハードルが上がりすぎじゃない?

水を差し替え、グラスに注ぎ、いざ!!!

水を飲む庭氏

ぐびぐびっ

水を飲む庭氏

ぐびっ

水を飲み干す庭氏

おりゃーーーー!!!!!!

実はこの直前に伝説のすた丼を食べていて、すでに満腹近いコンディションの中、スポンジとの連戦は結構自分の胃にきたが、なんとか勝ち越すことができた。

水を飲み干す庭氏

文句なしで、吸収力の差を見せつけてやったぞ! スポンジに!

庭氏=吸収力の代名詞と覚えてください

庭氏

というわけで完全にスポンジに勝利をしました。これからは、吸収力と言えば庭氏。今後吸収に関して言及をするときは、スポンジではなく僕を引き合いに出してください。

もちろん暫定チャンピオンにすぎないので、いつでも挑戦は受け付けます。

そういえば、先ほど水を含んだ胃を絞るとき、なんだか腹痛で苦しんだときのフリー素材みたいになったので、最後に載せておきます。

握りつぶされる超吸水スポンジ

この図の通り、この後僕の胃はぎゅーっとなったような痛みを覚えました。水の飲み過ぎには気をつけよう。スポンジのようにさっと排出する能力も重要です。

結論:スポンジはすごい。

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