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2026年5月11日、カインズ吉川美南店(埼玉県吉川市)の敷地内に「ハグウェル動物総合病院 吉川美南院」がオープン。同院では「1.5次診療」をコンセプトに掲げ、高度な医療技術を提供しながら、気軽に通えるかかりつけ医としての役割も担うことを目指しています。
「病気を見るのではなく、その子を見る」をモットーに、来院する動物たちをペットでもわんちゃんでもなく「動物さん」「犬さん」「猫さん」と呼ぶ。その言葉遣いひとつに、この病院の姿勢が表れています。
今回は、院長である獣医師の河津充伸先生に、診療への思いや院内環境へのこだわりについてお話を伺いました。
目次
- かかりつけ医と大学病院、その両方の機能・サービスを提供する場所(1.5次診療とは)
- 検査から手術まで見据えた診療体制
- 飼い主がリラックスできると、犬や猫も落ち着く
- 待合室から入院室まで、猫専用スペースを完備
- 健康な子の定期健診から、気になる症状の相談まで
- 土日の朝8時30分から診察。仕事前でも、お買い物前でも
- カインズと連携するハグウェルだからできること
- 取材を終えて
- オープン前に体験できる、3日間限定の内覧会へ
かかりつけ医と大学病院、その両方の機能・サービスを提供する場所(1.5次診療とは)

1次診療はかかりつけ動物病院、2次診療は大学病院のような専門施設を指します。同院が目指すのは、そのちょうどあいだ。かかりつけ医でありながら、大学病院のような設備が整っている。それが1.5次診療という考え方です。
「従来のかかりつけ動物病院では、超音波検査やCT検査、腹腔鏡手術や内視鏡手術など難易度の高い治療が必要になった際に、大学病院などの専門施設を紹介されるケースが少なくありませんでした。
しかし転院は、見知らぬ環境で新しい獣医師と一から関係性を築き直す必要があるため、飼い主さんと動物さんにとって大きなストレスとなります。当院の1.5次診療という診療体制は、こうした転院に伴う心理的・肉体的な負担を減らせるんです」(以下:河津院長)
検査から手術まで見据えた診療体制

転院に伴う負担の解消を設備面から支えているのが、精度の高い検査・手術機器です。
病気の早期発見に直結する超音波(エコー)検査もそのひとつです。エコーは機器の性能と獣医師のスキルによって診断精度が大きく変わるため、難易度の高い検査のひとつです。
「そのため当院では、高性能な機器を導入するだけでなく、専門性の高い獣医師が行っています。
また、動物さんの健康を守る上では、血液検査だけでは足りないと考えているため、健康診断(スタンダードコース、プレミアムコース、腫瘍健診コース)にはエコー検査を含めています。
血液検査で『異常なし』と診断されても、内臓にごく小さな腫瘍が隠れているケースは少なくありません。精度の高いエコーであれば1〜2mmという初期段階で異常を発見できる可能性が高まるため、早期発見・早期治療につなげられるのです」

さらに同院では、国内トップクラスのCT装置も完備しています。
「CTは、体の断面画像を撮影する検出器の数によって、16列、64列、80列といった呼び方をします。ベーシックな機種では16列のものもありますが、当院のCTはその5倍にあたる80列です。
列数が多いほど一度に得られる画像情報が多くなるため、短時間で広い範囲を撮影しながら、骨の細かな構造や臓器・腫瘍の位置関係を高精細な画像で確認できます。
0.5mm単位の細かな断面画像をもとに状態を把握できるため、その後の治療方針や手術計画を立てる際にも役立ちます」
そして異常が見つかった際、「では大学病院へ」とならないのも同院の大きな特徴です。
「検査で異常が見つかった場合、内容によっては当院で対応できる手術や処置が多くあります。診断して終わりではなく、その後の治療方針を立て、必要な処置まで院内で対応できることは大きいと思います」

対応できる手術の一つが、腹腔鏡手術です。
「腹腔鏡手術とは、お腹を大きく切り開かず、小さな穴からカメラや細い器具を入れて行う手術のことです。専用の設備に加え、限られた視野の中で正確に処置を行う技術が求められるため、どの動物病院でも受けられる手術ではありません」
同院では、そうした腹腔鏡手術にも院内で対応できる体制を整えています。傷口が小さいため、犬や猫の体への負担を抑えやすく、術後の回復も早い傾向があるといいます。
「腹腔鏡手術であれば、避妊手術のように本来は一泊が必要になることもある手術でも、日帰りで対応できる場合があります。傷が小さい分、回復が早く、翌日から普段に近い様子で過ごせる子もいます」
お腹を大きく切ったあと、元気がない姿を見るのがつらい。入院させるのが心配。そんな飼い主さんにとっても、腹腔鏡手術は選択肢のひとつになりそうです。
「検査で異常を見つけるだけでなく、その先にどんな治療が必要なのか、どの順番で進めるのが動物さんにとって負担が少ないのか。そこまで見通して院内で対応できることこそ、1.5次診療を掲げる当院の強みだと考えています」
飼い主がリラックスできると、犬や猫も落ち着く

動物病院が苦手な子は多いもの。でも、それは必ずしも「仕方がないこと」ではないそうです。
「飼い主さんが緊張されていると、動物さんも緊張してしまいます。そのため、院内の明るさや清潔感を含めて、飼い主さんが落ち着いて過ごせる空間、声をかけやすい雰囲気作りを心がけています」

印象的だったのは、スタッフの方々の表情や声かけがとてもやわらかく、リラックスできる温かい雰囲気だったことです。
ホッと一息つけるような待合室の空気が飼い主の心を和ませ、結果的に犬や猫たちの落ち着きにもつながるのだと感じました。
待合室から入院室まで、猫専用スペースを完備
緊張を和らげる工夫は、それだけにとどまりません。
猫を飼っている方にとって、動物病院の待合室は悩みどころのひとつ。犬と同じ空間で待つことは、猫にとって大きなストレスになることがあります。
「猫さんはストレスを感じやすいので、待合室も猫さん専用のスペースをご用意しています。さらに、猫さんが少しでも落ち着いて過ごせるよう、フェロモン製剤を使うなどの工夫もしています」

「このほか当院では、入院室とペットホテルも犬さん・猫さんそれぞれで分け、計4室を設けています。治療のために安静が必要な子と、ホテルで元気に過ごす子では、必要な環境が異なるためです。
入院している子ができるだけ静かに過ごせるよう、犬さんと猫さんを分けるだけでなく、過ごす目的に合わせた環境を整えているんです」

ここまで空間を細かく分けている動物病院は、決して多くありません。犬と猫を分けるだけでなく、入院とホテルという過ごし方の違いまで考えられているところに、同院の細やかな配慮が表れています。
健康な子の定期健診から、気になる症状の相談まで

こうした施設面の配慮に加えて、診察時の話しやすさもハグウェルが大切にしていることの一つです。
診察中、気になることがあっても「先生が忙しそうだから」と遠慮してしまう飼い主さんは多いもの。だから同院では、どんな小さなことでも気軽に相談できる雰囲気づくりを大切にしているといいます。
「ちょっと食欲が落ちた、吐くことが増えた、便の回数が多い気がする。飼い主さんにとっては些細に思える変化でも、診察の場では大切な手がかりになることがあります。
診察のとき、私たちは飼い主さんと一緒に、動物さんと暮らす家族のような気持ちで考えています。その子のことを本当に理解するには、飼い主さんの話をしっかり聞くことが欠かせません。どんな小さなことでも、気軽に相談してください」
病気になってから受診するだけでなく、健康なうちから定期的に体の状態を見ておくこと。そして、日々の暮らしの中で気になった変化を早めに相談すること。その積み重ねが、病気の早期発見や健康寿命の延伸にもつながっていきます。
土日の朝8時30分から診察。仕事前でも、お買い物前でも
いざ気になる症状が出たとき、病院が開くまで待つ時間は、飼い主さんにとって長く感じられるものです。同院では、そうした不安な時間を少しでも短くできるよう、土日の診察開始時間を朝8時30分に設定しています。
「飼い主さんの不安な時間を、少しでも早く取り除いてあげたいという思いから、診察時間を早めに設定しております」
土日の朝に診てもらえる場所があることは、飼い主さんにとって大きな支えになります。愛犬や愛猫の様子が気になるときはもちろん、カインズへの買い物前に立ち寄りやすい時間帯であることも、同院ならではの通いやすさです。
カインズと連携するハグウェルだからできること

通いやすさを支えるのは、診察時間だけではありません。同院では、診察後の記録管理やドッグラン利用まで、カインズと連携した仕組みを整えています。
「当院のアプリでは、診断・検査結果、処方薬の内容、ワクチン証明書がいつでも確認できます。ご家族で共有したり、ほかの病院を受診する際に正確なデータをそのまま伝えることにも役立ちます」
カインズとの連携も進んでいます。診察の会計でカインズポイントが貯まるほか、同院で狂犬病ワクチンを接種すると、カインズのドッグラン利用に必要な登録がアプリ上でスムーズになります。
診察記録やワクチン情報を暮らしの中で活用しやすいことも、カインズと連携する同院ならではの便利さです。
取材を終えて
健康診断や避妊・去勢手術はもちろん、「なんとなく元気がない気がする」という小さな不安まで、普段から気軽に相談できるかかりつけ医として。
そして、いざというときには高度な検査や手術まで、対応できる範囲を院内でつなげられる場所として。
院内の明るい雰囲気、犬と猫に配慮した空間づくり、80列CTや腹腔鏡手術に対応できる設備。その一つひとつに、動物と飼い主さんの負担を少しでも減らしたいという思いが込められているように感じました。
オープン前に体験できる、3日間限定の内覧会へ

そんなハグウェル動物総合病院を、ひと足先に見て回れる内覧会が開催されます。
開催は5月8日(金)・9日(土)・10日(日)の3日間限定。予約不要で、院内設備や雰囲気を自由に見学できるほか、体験イベントも用意されています。
たとえば、愛犬・愛猫の似顔絵サービス(※事前予約制)やグッズくじ、さらに爪切りや肛門腺絞り、栄養・健康相談など、日常ケアに役立つ内容も。これから通うかもしれない場所だからこそ、診療前に院内の雰囲気を知っておけるのは大きなポイントです。
「どんな先生がいるのか」「院内はどんな雰囲気なのか」。気になっていたことを、実際に見て、感じられる機会です。
開院前にゆっくり見学できるタイミングは貴重です。カインズでのお買い物のついでに、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
※愛犬・愛猫同伴可能
ハグウェル動物総合病院 吉川美南院
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住所 |
〒342-0035 埼玉県吉川市中曽根917-1 |
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診療時間(平日) |
9:00-13:00、15:00-19:00 |
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診療時間(土日) |
8:30-13:00、15:00-19:00 |
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専門科目 |
総合診療科、歯科、整形外科、耳科・皮膚科、循環器科、麻酔科、栄養管理科、総合内科、腹腔鏡外科、一般軟部外科、特殊軟部外科、フェレット科 |
※緊急の場合は、お昼休み(13:00-15:00)の時間帯も対応をさせて頂きますので、ご来院前に、お電話にてご一報を頂けますと幸いです。







