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獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。
愛犬のデンタルケアグッズ、何を使ったらよいのかわからないというかたも多いでしょう。そこで今回は、犬のデンタルケアグッズに関するFAQを、3つピックアップしてご紹介します。愛犬のデンタルケアがうまくいかない場合は必見ですよ!
目次
- 犬用ガムを使うだけでもデンタルケアはできる?
- 犬用歯磨きシートで拭くだけでデンタルケアはOK?
- 歯磨きができない日におすすめの犬用デンタルケアグッズは?
犬用ガムを使うだけでもデンタルケアはできる?
犬用ガムは上手に噛ませることで、歯磨き効果が期待できる便利なデンタルケアグッズです。しかし、犬だけで噛ませると、いつも同じ場所で噛むなど、デンタルケアとしては不十分な場合も。
犬用ガムを使うときは飼い主さんが手に持ち、前歯や奥歯など、さまざまな歯で噛ませることが大切です。とはいえ、やはり歯間の汚れなどは残ってしまうので、歯ブラシでの歯磨きもしっかりと行いましょう。
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犬用歯磨きシートで拭くだけでデンタルケアはOK?
犬用歯磨きシートを使って歯を拭けば、ある程度は歯の表面の汚れを落とすことができます。しかし、歯間や歯の凹凸部分の汚れは落としきれないので、やはり歯磨きシートだけではデンタルケアは十分とはいえません。歯ブラシを使った歯磨きもできるようにするほうがよいでしょう。
なお、愛犬が歯ブラシを嫌がる場合は、「今日は指サックタイプの歯ブラシで横側の歯や奥歯を磨く」「明日は歯間ブラシで前歯を磨く」など、さまざまなタイプの歯ブラシを使って、少しずつ歯ブラシでの歯磨きに挑戦するのがおすすめ。
これに慣れてきたら、通常の犬用歯ブラシを使って、全体を磨く練習も取り入れましょう。
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歯磨きができない日におすすめの犬用デンタルケアグッズは?
愛犬の歯磨きができない日は、噛んで遊んでいるうちに歯の汚れがケアできる犬用デンタルトイや、飲み水の中に入れる犬用マウスクリーナーなどを取り入れ、お口の中を清潔に保ちましょう。
また、歯磨きの時間があまりとれない場合は、一部の歯だけを磨く「部分磨き」を行うのもおすすめ。部分磨きをするときは、3日以内にすべての歯が磨けている状態にしましょう。
※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。