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仕事のやる気が出ない、集中力が続かない…。毎日のパフォーマンスを上げる方法を脳内科医の加藤俊徳先生に聞いた
今や当たり前に浸透した在宅ワーク。しかし、会社の環境では集中できるのに自宅だとだらけてしまってなかなか作業が進まないという方も多いのではないでしょうか。今回は、「やる気を出して集中力を持続させる方法」について、脳科学の専門家・加藤俊徳先生にお聞きしました
こんにちは、Webライターの米田梅子です。平日は会社員としてバリバリ働いています。
ただし、「バリバリ」働けているのは、オフィス勤務のときだけ。
他人の視線のない在宅勤務の日は、どうしても集中力を保てません。
一日パソコンの前に座っていたはずなのに、予定より作業が進んでいない……なんてこともしばしばあります。おかしいな。
「急ぎの仕事じゃないから、今やらなくても大丈夫」
「昨日がんばったから、今日はのんびりでいいや」
「打ち合わせで疲れたから、ちょっとだけ休もう」
手は動かないのに、やらない言い訳はめちゃくちゃ思いつく! 今になって童話「アリとキリギリス」のキリギリスの気持ちが超わかる!
こんなダラダラした状態が続けば、最悪の場合、職を失う可能性があるのでは……!? どうにか自宅でもメリハリをつけて仕事に打ち込みたい!
体の司令塔である脳について理解を深めれば、やる気が起きなかったり、仕事に集中できない根本的な原因もわかるはず。そんな想いから、脳科学のプロフェッショナルである加藤俊徳先生に話を聞いてみました。
加藤俊徳 先生
医学博士、加藤プラチナクリニック院長。株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。であり、脳科学・MRI脳画像診断の専門家。脳を機能別領域に分類した脳番地トレーニングや脳科学音読法の提唱者。『発達凸凹子どもの見ている世界』(Gakken)、『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』(サンマーク出版)、『ADHDコンプレックスのための“脳番地トレーニング”』(大和出版)、『ぐうたらな自分を変える教科書 やる気が出る脳』(すばる舎)など、脳に関する書籍を多数出版している。
加藤プラチナクリニック公式サイト https:// nobanchi.com/
米田梅子(筆者)
趣味でWebライターをしている会社員。在宅勤務が得意ではない。
家では作業が進まない自覚があり、記事の執筆作業はほとんどカフェで行う。
仕事とは関係のないことを考えながら仕事をしがち。
「やる気」と「集中力」は同じに見えて実は別物
やる気を出す方法1:「やる理由(=動機)」を発見する
やる気を出す方法2:おもしろいと感じるポイントを発見する
やる気を出す方法3:主体性を持つことで頭が働く
集中力を持続させる方法1:集中できる状況を発見する
集中力を持続させる方法2:仕事が終わった後の状態をイメージする
どうしても手につかないときの打開策
集中力をつけるための習慣
実践! やる気&集中力を出すぞ!
やる気や集中力の低さは、想像以上に広い範囲への影響がある問題だとわかりました。
自分の体を、脳を思う通りに動かすために、こんなにいろんな工夫が必要だったなんて! 加藤先生の話を聞いたら、家で仕事をするのが楽しみになってきた。
いただいたアドバイスのなかから「自宅で活かせる、やる気・集中テクニック」に絞り、
「発見」や「主体性」をポイントに実践してみます。
なお、本業の様子をお見せするのは難しいので、当記事の執筆中に実践しています。
「心地良い」と感じる環境を作る
「仕事に向き合うため」の心地良い環境とは何かを考え、まずは作業環境を変えました。
取り急ぎ、クローゼットにしまい込んでいた小さな折りたたみ机とイスを出しました。狭い机なので使わずにいたのですが、必然的に余計なものは何も置けず、脳的には逆にいいのかも……?
座椅子ほど座り心地は良くないため長時間座り続けるのは正直厳しいものの、体勢を崩しにくいぶんだらけにくく、仕事への向き合いやすさが格段にアップしました。
机の横には、お気に入りの素焼き人形を置いてみました。自信に溢れるねずみの立ち姿と、木札に書かれた力強い「大丈夫」の文字。眺めていると二重に気分が上がります。最高。
行動するためのスイッチの導入
「行動するためのスイッチ」にはBGMを採用しました。
もともと習慣として、記事の執筆時にはなんとなく決まった音楽をかけていたのですが、それがやる気や集中力の助けになっていたのかもしれないと思うと余計にやる気がでます。
アップテンポ・日本語歌詞の曲は気が散ってしまうので、フォーク系の素朴な洋楽を聴いています。作業ごとに変えてもいいかも。
作業を細かく分類して進める
「仕事の工程を細かく分けていく」のも実践していきます。
作業を書き出して見える形にすると、思っていたよりも工程が多く感じたものの、頭の中で「あれやらなきゃ、これやらなきゃ」と都度思い出しては考える必要がなくなりました。
作業が済んだ際、項目に完了マークをつけるのが快感です。はやく全部終わらせたくなるし、何より目に見える形にすることで着実にゴールまで進んでいるのを実感できます。
今までに「重要だけど面倒すぎる工程をスキップして結果的に余計な時間がかかってしまう」なんて経験が何度かあるのですが、そんな事態も未然に防げます。
得意・不得意を含む気づきポイントを記録しておけば、今後の役にも立ちそう!
脳へ刺激を与え続けよう
突貫での作業環境改善でしたが、脳の存在を意識し、刺激を与える工夫をすることで、いつもよりも集中力が持続しました。
これまで家で作業することは諦め、カフェで執筆をしていたことを考えると、私にとってはかなりの変化です。習慣化して継続していけば、作業スピードも上がっていきそう。
今まで漠然とやる気や集中力に対する悩みを抱えていましたが、今回加藤先生にお話を聞いたことにより、具体的にどのような方法をとればいいのかがわかりました。あの手この手で脳を動かすことが大事だったんだ!
普段の仕事に取り入れたいことは山ほどあるのですが、何よりも脳の衰えが怖すぎるので、まずは早急に睡眠時間を見直していきたいと思います。
米田
在宅勤務中はやる気が起きず、仕事に集中できなくて悩んでます。どうにかなりませんかね?