- クリエイター
- PR
仕事関係の人とすぐに打ち解けたい! 大人版の“プロフィール帳”をつくってみた
2000年代前半に小学生女子の間で大流行したプロフィール帳。仕事関係の人と打ち解けるきっかけをつくるため、「大人版のプロフィール帳」を作成してみました!
こんにちは、Webライターの米田梅子です。
大人になってから人と仲良くなるのって、なかなかハードルが高くないですか?
私自身、仲良くなりたい人がいるものの、どう距離を詰めたら良いのかわからず悩んでいます。
相手は仕事や会社で関わる人たちなので、業務以外のことは話しづらいのです。
コミュニケーションも堅くなりがちで、精神的距離がいつまでも平行線であるように感じます。
数年前なら飲み会をきっかけに親交を深めることも多かったのですが、今は時勢的にそうもいかないし……。
そこで思い出したのが「プロフィール帳」です。
2000年代前半に小学生女子の間で大流行したプロフィール帳は、相手を知る・仲良くなるのに手っ取り早くて便利なアイテムでした。
私も近づきたいクラスメイトに手渡して、仲良くなるきっかけとしたものです。
プロフィール帳なら、いったん相手に渡してしまえばそれなりにコミュニケーションが始まるから、現状を打破することができるのでは?
新しいコミュニケーションの方法として「大人向けプロフィール帳」を作り、仲良くなりたい人たちに配ってみました。
※今回作成した「プロフィール」のテンプレートはダウンロードが可能です。仲良くなりたい人に渡してみよう!
大人版プロフィール帳のテンプレートを作る
プロフィール帳とは、連絡先から生年月日、好きな物から好きな人まで、個人に関わるさまざまな質問があらかじめ印刷されている用紙をまとめたものです。
プロフィール帳自体は今でも販売されているようですが、大人へ渡すにはちょっと子供っぽい内容なので、自作することにしました。
プロフィール帳の定番コーナーを参考にしつつ、聞きたい情報をレイアウトします。
これにプロフィール帳らしい、親しみのあるデザインを加えれば……
完成! 印刷してバインダーに閉じる想定で、リフィル風デザインにしてみました。
パッと見た印象はプロフィール帳のそれですが、実際の内容は社会人として働いている大人向け仕様になっています。
プロフィール帳の定番、虫食いの自己紹介文
本気で役に立つ情報を求める質問コーナー!
他にも大人な質問が盛りだくさん! さっそく人に渡してみました。渡す勇気が必要な点は、子供の頃と同じですね。
プロフ帳を会社の人に渡してみる
まずは前々から気になっていた、グループ会社に所属する人たちをロックオン。入社時期も年齢もバラバラな3人にお願いしました。
褒めタイム始まる
「入社して1年なので書けることがほとんど無かった」と話すBさんのプロフィールに注目。
自分が用意したプロフィール帳で人が褒められるきっかけになったと思うと嬉しい。みんな褒められてほしい。
知らなかったプロフィール帳の使い方を知る
小学生当時、渡す側・受け取る側共にドキドキだった恋バナコーナーももちろん用意しました!
Cさんが記入した「LOVEコーナー」。今回は「Y」とだけ書かれていました。わかりそうでわからない謎を秘めた回答に盛り上がるのは、当時の恋バナと同じ。
大人版のプロフィール帳は社内でも有効!
プロフィールシートに記入した情報から、褒め合いや思い出話に発展。
ランチを食べながらの短い時間でしたが、普段はしないような話題が飛び交い、少し距離が縮まった気がします。個人的には、3人とランチへ行くきっかけになっただけでも大成功!
「春から入社する子たちにも書いてもらえば、コミュニケーションに使えそう」と好評でした。
プロフィールシートのポップさのおかげか、やや堅めの質問でも、素直に話してくれた気がします。若手からベテランまで、面接や面談でもプロフィール帳を導入してほしい。
Webライターにもプロフ帳を渡してみる
続いては、出会って間もないWebライター3人へアプローチ。プロフィール帳の力を借りて、慣れないオフ会みたいな距離感から抜け出すぞ!
書いているリアクションも見たくて、当日その場での記入をお願いしてみました。
インターネット越しに顔を知っていても、実際に交流を重ねないと認識は永遠に「インターネットでよく見る、知ってるけど知らない人」。
4人で集まったのは、これが2度目。まだお互いを探り合っている段階です。そわそわしながらの記入タイムが始まりました。
仲良くなるはずが、己を見つめ直す時間に
プロフ帳への記入は和やかな雰囲気で始まりました。
順調なスタートかと思いきや、3人とも時折頭を抱えたり、何度も書き直したりしていて、なかなかペンが進まない様子。手元を覗いてみると、だいたい同じ項目で手が止まっていました。
小学生の頃の記憶では、回答がむずかしい欄は空白にしたり、ふざけた内容を書く子が多かったと記憶していますが、3人は「プロフィール帳ってこんなに時間がかかるものだっけ!?」と言いながら、45分ほどかけてじっくり丁寧に書いてくれました。みんな真面目だ。
Webライター見せ合いタイム
全員の記入が終わったところで、シートを見せ合うタイムへ。まずは、本人が自己申告しなければ知ることができない、スキルや目標のコーナー。
Webライターとして活躍している人は、記事企画を通してさまざまな経験をしていることが多いので、特に知るのが楽しみだった項目です。
教員免許保有! 会議を時間ぴったりに終わらせる能力もすごい。
迫力の予算達成率500%!!
記入タイムに散々悩んでいたのが嘘みたいな経歴を持つ、すごい2人。
たかやさんの超・自然体な将来の目標には共感の嵐。河川敷のある地域に広めのアパートを借りて、犬と2人で暮らしたいそうです。
「会社の好きなところ」で人のことも分かる?
次はランキング形式の質問。「会社の好きなところ」を聞けば、相手の勤め先の評価ポイントはもちろん、本人が重要視していることもわかるはず。
「飲み会に参加したくない気持ち」が伝わってきます。
1位と2位について深堀りしたところ、「お弁当のクオリティが高いスーパー」について熱弁されました。
企業に属していないたかやさんは、Webライターが本業。仕事そのものの好きなところを書いてもらいました。
3位については、私含め他のメンバーも全面同意。否定できないライターはいないのではないでしょうか。
気になる! 質問コーナー
最後はいろんな経験を積んだ大人だから書ける質問コーナー。仕事や暮らしに役立つ情報を教えてもらいましょう!
プロフィールでぐっと仲良くなれたかも
あっという間に2時間経過。プロフィール帳のおかげで話題も尽きず楽しいお茶会となりました。
最後には「いつか名古屋旅行へ行きましょう」と、ビッグな遊びを約束。間違いなく「同業者」から「マブダチ」くらいに心理的距離が急接近しました。いい時間だった……!
記入したシートを見せ合う時間を設けることで、その場で会話が広がり、より相手と打ち解けられたと感じました。
まずプロフィールシートを手渡す勇気が必要ですが、それさえできれば、仲良くなるまでもう少し! かも?
おまけ
当企画で作成した、プロフィールシートがダウンロードできます。仲良くなりたい人に配って書いてもらおう!
印刷して中心で折りたたみ、閉じ穴を開ければ、小学生の頃のプロフィール帳のようにバインダーにまとめておけます。
さらにおまけ
今回の企画でWebライター3人に書いてもらったプロフィールシートも公開! さらに記事内では取り上げなかった、私自身のシートもあわせて公開します。
すごく懐かしかったです!