病気・健康
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犬の筋力が低下すると、ケガや肥満などの原因になるため、注意が必要です。そこで今回は、自宅で楽しみながらできる、犬の筋力をアップするトレーニング(=筋トレ)法をご紹介します。老化予防にもつながるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
目次
- おすすめの犬の筋トレ法(1)スクワット
- おすすめの犬の筋トレ法(2)バックウォーク
- おすすめの犬の筋トレ法(3)ハードルジャンプ
おすすめの犬の筋トレ法(1)スクワット
やり方
- 愛犬の正面に座り、向かい合います。
- そのまま「オスワリ」と声をかけて、その場でオスワリをさせましょう。「オスワリ」と言うだけでは座らない場合は、おやつを握った手で誘導してもOKです。
- 愛犬がオスワリできたら、おやつを与えます。しばらく待って犬が自然に立ったら、再びオスワリをさせてください。
これを繰り返すことで、ふだん意識して使っていない下半身の筋肉を鍛える、スクワットのような効果が期待できます。また、太ももやお尻の筋肉を鍛えられるほか、膝関節の運動にも役立つので、1日10回程度を目安に行うようにしましょう。
おすすめの犬の筋トレ法(2)バックウォーク
やり方
- 手におやつを握り、愛犬の鼻先に近づけて、ニオイをかがせます。
- 愛犬がおやつに集中したら、少し手を動かしましょう。
- 愛犬がその手の動きについてきたら、後ろ歩きスタート。
- おやつで誘導しながら、飼い主さんは愛犬に向かってゆっくり歩き出します。愛犬が飼い主さんに合わせて後ろに動き、そのまま3歩下がれば成功です。
後ろに向かって歩くのは、本来犬があまりしない動き。これを意識的に行えば、下半身の筋肉を鍛えることに役立ちます。なお、後ろ歩きが苦手な犬の場合は、家具の隙間やソファの後ろなどの狭いスペースを通路として利用してもいいでしょう。犬が一直線にしか進めなくなるので、後ろ歩きが成功しやすくなります。
おすすめの犬の筋トレ法(3)ハードルジャンプ
やり方
- 飼い主さんは片方の足を伸ばして座ります。
- 手に握ったおやつのニオイを愛犬にかがせて、伸ばした足の上をまたぐよう、誘導しましょう。
- 愛犬が飼い主さんの足の上をまたいで歩くのに慣れてきたら、徐々にひざを浮かせて足を高くしていきます。
- 愛犬が足の上をジャンプできたら、手の中のおやつを与えてたくさんほめましょう。
飼い主さんの足をハードルに見立てたこの筋トレ法は、狭いスペースでも挑戦できます。運動量が多いため、犬が全身の筋肉を使うことができますよ。愛犬の状況に合わせて高さを調節してあげてくださいね。
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