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トリマー・ドッグトレーナー・動物看護師・ペット栄養管理士・ペット食育準指導士の資格をもつ。現在はペットシッターサービスやネット販売の手作りごはん屋を経営。
大切な家族だからこそ、わんちゃんの食事には気をつけてあげたいもの。市販のフードも便利ですが、できれば栄養たっぷりの手作りごはんを作ってあげましょう。といっても、特別な準備や材料は不要。味付けにさえ気をつければ、オーナーさん自身の食事作りのついでにササッと作れてしまいます。今回はペット栄養管理士の山田了愛(さとえ)先生に野菜たっぷりで水分補給にも役立つレシピを教えていただきました。
手作りごはんを続けるポイント
人間用の食事と一緒に作る。
わんちゃん用に別メニューを作るのは手間暇がかかって大変。人間用の食事を作る過程で一部をわんちゃん用に取り分けるようにすると簡単に作ることができ、しかも「わんちゃんも含め、家族みんなで同じメニューを食べている」という喜びも味わえます。
例えば野菜入の味噌汁を作るなら、出汁で野菜がゆであがったところで出汁と野菜を一部、愛犬用に取り分ければOK。残りは普通にお味噌を入れてお味噌汁として飼い主さんがいただいてください。
まとめて作り、冷凍保存しておく
もちろん毎日作るのが理想的ですが、忙しい方は休日にまとめて作り、冷凍しておくと便利です。おすすめは、冷凍に製氷皿を使うこと。使う分だけ取り出して解凍すれば、すぐに食べさせることができます。
誕生日や季節のイベントにあわせてご馳走を作るのもいいですが、日々のごはんはシンプルな普通のメニューで十分。
わんちゃんには水を飲むことが苦手な子も多いので、栄養も摂れて同時に水分補給もできるスープメニューがおすすめです。
②具沢山トマトチーズリゾット
<材料>
残った煮汁(愛犬の手作りごはん①野菜inトマトロールキャベツ) お玉2杯分
ご飯 60g
お好みの野菜やきのこ(にんじん じゃがいも しめじ)全部で60g
お好みのお肉 60g
ナチュラルチーズ お好みで(塩分が気になる場合は愛犬用チーズを使いましょう)
<作り方>
⑴ お肉、野菜を1cm角くらいに切って、オリーブオイルを引いたフライパンで軽く火を通す
⑵ ⑴に煮汁とご飯を入れ煮込む
⑶ 火を消し、チーズを加えて混ぜれば出来上がり!
特別な材料を使わないので、明日にでも作れそうですね。いずれも、塩やコンソメを加えて味を整えれば、人間が食べても美味しいメニューに変身!愛犬と一緒においしい手作りごはんを楽しんでください。