インタビュー・ブックライター。元保護犬のミニチュアダックスフンドと暮らす。愛犬との日々の体験をもとに、犬と飼い主のQOL向上につながる情報を発信している。

ブラッシングのたびに逃げ出す愛犬に、毎回頭を悩ませていませんか? 無理に押さえつけながらケアをするのは、犬にとっても飼い主にとっても、あまり心地いい時間ではありません。
そんな悩みを解決してくれたのが、カインズの「早食い防止マット」とおやつペーストの組み合わせ。
愛犬が夢中でなめている間にブラッシングができる、愛犬も飼い主も、少し穏やかに過ごせるようになったケア方法をご紹介します。
目次
- 長年の悩み「愛犬に負担をかけずにブラッシングがしたい」
- 愛犬が「夢中になっている時間」をケアに活かせないか
- まずは「早食い防止マット」に慣れてもらうところから
- 「早食い防止マット」に夢中になっている間に、ブラッシングしてみた!
- 「早食い防止マット」を上手に使うためのコツ
- 「早食い防止マット」のブラッシング以外のケアシーン活用
- 悩んでいたケアの時間が、愛犬との穏やかな時間に変わった
長年の悩み「愛犬に負担をかけずにブラッシングがしたい」
「できれば、もっと穏やかに愛犬のブラッシングができないだろうか」そんな悩みを、私は長い間抱えていました。
犬の被毛を清潔に保つために、ブラッシングは大切なケアのひとつです。特に、ミニチュアダックスフンドは毛が細く絡まりやすいので、ブラッシングを怠るとすぐに毛玉状になってしまいます。
でも、わが家の愛犬は、ブラシを手に取った瞬間に敏感に察知してしまいます……。
ケージの中やテーブルの下へ、とにかく遠ざかろうとする。無理に近づこうとすると、余計に警戒させてしまうこともありました。
そのため、ブラッシングは、フードに集中している間にブラッシングをするか、できるだけ手短に済ませるしかありませんでした。
愛犬がシニア期に入ってからは、一緒に過ごせる時間をお互いにとって穏やかなものにしたいと、より強く思うようになったのです。
愛犬が「夢中になっている時間」をケアに活かせないか
そんなときに思いついたのが、フードを食べているときのブラッシングと同じように、「他のことに夢中になっている時間」を活用することでした。
夢中になっている間なら、ブラッシングへの意識も少し薄れるのではないか。そんなふうに考えたのです。

そこで試してみたのが、カインズの「早食い防止マット」。
その名のとおり、犬にフードを与えるとき、早食いするのを防ぐためのシリコン製マットです。凹凸の形状になっており、すき間にフードが入るので、一気にフードを食べにくい設計になっています。

「これなら、普段のごはんよりも長い時間夢中になってくれるかもしれない」
まずは「早食い防止マット」に慣れてもらうところから
いきなり器を変えると怪しまれてしまうので、まずは「早食い防止マット」に慣れてもらうことから。

やはり、いつもと違う食器に、愛犬は明らかに戸惑いの表情。
「えっ……?」という声が聞こえてきそうなキョトン顔です。

「早食い防止マット」の凹凸は、人間が思う以上に犬にとっては複雑に感じるようです。隙間に入ったフードを一生懸命に取り出そうとしていました。

考えながらご飯を食べている姿がなんともかわいい。シニア犬にとっての「脳トレ」にもなりそうだな、とちょっと嬉しくなりました。

ただ、この段階でブラッシングを試みたところ、食べるのが止まって「待て」の状態に戻ってしまいました。 食べることにいつも以上に集中しているので、上や後ろからブラシが来ると、そちらに意識が向いてしまうのかもしれません。
人間でも、集中しているときに髪を触られたら「ちょっと気が散るな」と感じますよね。犬にとっても同じだったのだと思います。
「慣れないうちは逆効果か」と気づき、数日間は食事のトレーとして使い続け、「早食い防止マット」に親しんでもらうことに専念しました。
しばらく使っていくと、フードを食べている最中に軽くブラッシングをしても、あまり気に留めずに食べ続けてくれるようになりました。
「早食い防止マット」に夢中になっている間に、ブラッシングしてみた!
数日後、「早食い防止マット」にすっかり慣れた愛犬に、カインズオリジナルの「グルメピューレ」を塗って与えてみました。
ペースト状のおやつをマットに薄く塗り広げることで、フードよりおやつ感覚でゆっくりなめてもらうことができそうです。
マットに塗っている最中から、愛犬はすぐに興味を示し、この表情!
ブラシを取り出しても、ペーストのにおいに注目しているので、こちらを気にする様子はありません。

待ちきれないと言いたそうな愛犬に、ペーストを与え始めたところで、そっとブラシを背中に当ててみます。

「早食い防止マット」に慣れたおかげもあって、フードのときよりもさらに集中して、ブラッシング中もなめ続けてくれています。
ペーストのおいしさに夢中で、ブラッシングをさほど気にしていないようでした。
フードのときと明らかに違うのは、ペーストが細かい溝に入り込んでいること。なめることに全力で集中せざるを得ないので、ブラシへの意識を薄れさせてくれたのだと思います。

普段のブラッシングでは、耳や顔周りで済ませてしまうことが多いのですが、お尻のあたりの毛がいつも毛玉になりがち。今日はじっくりブラッシングできるので、尻尾の下や後ろ足あたりまで思う存分お手入れできました!
愛犬にとってはおいしいペーストをゆっくり堪能できる時間、私にとっては思う存分ブラッシングできる時間。どちらもうれしい、WIN-WINの時間が生まれました。

十分ブラッシングしたのでもういいかな、と思ってブラシをやめたあとも、「早食い防止マット」をしつこくなめ続けるくらい、気に入ったみたいです。












