愛犬と暮らすメンバーで構成された、犬愛の強いメディア編集部です。 「犬想い」を軸に、ワンちゃんと飼い主さんの暮らしが上向く情報をお届けします。

目次
- 犬のプール遊びにはどんなメリットがある?
- 自宅プールを安全に楽しむための注意点
- 水深・水温・時間は、その犬に合わせて
- シニア犬や持病がある犬は、始める前に獣医師へ
- 愛犬のペースで水遊びを楽しもう
- 参考文献
犬のプール遊びにはどんなメリットがある?

暑い日のプールは、愛犬と楽しむ夏ならではの過ごし方。自宅に犬用プールを出して、水の中を歩いたり、おもちゃで遊んだりする家庭もあるでしょう。
散歩の時間が短くなりがちな時期には、「涼みながら体も動かせそう」と感じるかもしれません。
ただ、水遊びには注意したいこともあります。すべての犬が泳げるわけではなく、水温や遊ぶ時間、水の飲みすぎなどにも気を配る必要があります。
自宅プールを安全に楽しむには、どうすればよいのでしょうか。メリットや水への慣らし方、事故を防ぐポイントまで、動物行動学の専門家・茂木千恵先生に聞きました。
水に浸かって、暑い日のクールダウンに
「水遊びが好きな犬なら、自宅プールは夏ならではの楽しみのひとつ。水の中を歩いたり遊んだりしながら、条件によっては体を冷やす助けにもなります」
実際、2023年に発表された研究では、運動後の作業犬11頭を対象に、いくつかの冷却方法を比較しています。体の一部を水に浸した犬は、休ませるだけの場合より体温が下がりやすいことが分かりました。
「ただし、家庭のプールで遊び続けたときの効果まで確かめた研究ではありません。『プールで遊ばせていれば暑さ対策は十分』と考えるのは避けましょう。水の中でも、運動によって体温が上がることがあります。日陰など涼しい場所を選び、こまめに愛犬の様子を確認することが大切です」
散歩が短くなりがちな夏の運動にも
「暑い時期は散歩の時間が短くなり、運動量が減ってしまう犬もいます。そんなとき、水の中を歩いたり泳いだりすることは、体を動かす機会のひとつになります」
水中では浮力が働くため、陸上より足にかかる荷重が軽くなるのも特徴です。2010年に発表された研究では、健康な犬10頭を対象に調べたところ、股関節付近まで水に浸かって静かに立っている状態では、陸上で立っているときより足への荷重が約62%減少しました。
「ただし、水遊びだけで散歩の代わりになるわけではありません。水深や遊び方によって運動量も変わるため、夏場の運動を補う選択肢のひとつとして取り入れるとよいでしょう」















