愛犬の温活・寒さ対策に。手縫いで作れる、自然由来の玄米カイロ【カインズ愛犬DIY】

今回は、自然由来の食品を使った手作り玄米カイロをご紹介します。まずは市販の使い捨てカイロや小豆を使ったカイロとの違いを見ていきましょう。

市販の使い捨てカイロは、鉄と空気中の酸素が反応して熱が発生する酸化熱を利用したものです。水分を含まない熱なため、「乾熱」と呼ばれます。

手軽に身体の表面を温めることには適していますが、肌が乾燥することも。ストーブやこたつ、エアコンやハロゲンヒーターもこれに該当します。

一方、玄米に含まれる水分が蒸発したときの蒸気で温める「湿熱」式です。

お風呂に入ったような、身体の芯から温めてくれる効果をもつといわれています。そのため、体の温かさも持続や血行の促進にも適しています。湯たんぽや温泉、サウナなどと同じ原理です。

また、電子レンジで温めて、何度も繰り返し使えるサステナブルなところもポイントです。

似たようなもので小豆を使ったカイロやホットパックもありますが、感触や音、匂いなどが異なります。小豆に比べると、独特なぬかの匂いはありますが、ふかふかしていてシャカシャカ音が鳴ることもありません。お好みの方をお使いください。

まず、外袋より1周り小さく中袋（ふきん）をカットします。

今回は、25cm×25cmの外袋を使用したため、中袋は20cm×20cmにカットしました。

20cm×20cmにカットしたら、中表にして2辺を縫い合わせます。

1辺は縫わずに残し、表に返します。

外袋も同様に、中表で2辺を縫い合わせ、表に返します。

まずは米ぬかをフライパンで炒ります。

お好みでローリエなどを入れるのもおすすめです。ぬかの匂いを軽減させることができます。

炒った米ぬかに、玄米と塩を混ぜ合わせます。

玄米：米ぬか：塩が2：2：1になるような分量にしてください。

中袋にカイロの中身を入れます。

最後の1辺を、中身がこぼれないよう縫い合わせて完成です！

中袋の状態でレンジで500Wで約1分加熱します。温めが足りない場合は少しずつ加熱時間を増やしてください。

※連続使用は発火や焦げ付きの危険性があるため、冷めても4時間ほど開けてから使用してください。

温めた中袋を外袋に入れて使用してください。

外袋を使用することで、汚れても簡単に洗えて再利用できます。外袋には、肌触りがいいタオル生地のものなどがおすすめです。

※低温やけどを防ぐため、長時間同じ箇所での使用はお控えください。
※加熱時間はあくまで目安です。飼い主さんが触って、熱すぎる場合は少し冷ましてからご使用ください。

散歩後にカイロを乗せると、暖かそうして寝ていました。どんどん気温が下がる季節。愛犬の寒さ対策にぜひ取り入れてみてください。

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