公開
トライカラーのキャバリア(4歳・オス)と暮らすライター。日々、愛犬のためのグッズやフード情報の収集に努めています。

愛犬のシャンプーの後、どのように乾かしていますか?
タオルドライで水気を落とそうと思っても、すぐにタオルが水を吸いきれず、びしょびしょになってしまいますよね。また、洗濯や乾燥などのタオルの片付けまでを考えると、タオルの管理のほうが大変に……。
そこで、シャンプー後のタオルドライを楽にするべく、カインズ『ペット用 使い捨て吸水タオル 15枚入 犬猫用』を使ってみました! 他のタオルとの吸水性の違いや、実際の使用して感じたメリット・デメリット、使用レビューをご紹介します。
目次
- シャンプーや雨の日のおさんぽ後、ワンコを拭くのが大変!
- 「カインズのペット用使い捨てタオル」を購入してみた
- 【検証】吸水性がいいって本当? タオルやキッチンペーパーと比較してみた
- 【使ってみた1】シャワー後の作業が減ってラクに!
- 【使ってみた2】雨・雪の日のおさんぽストレスが減った
- 最後は掃除に使ってゴミ箱へポイ
- ほかにもこんな使い方
- 「ペット用使い捨て吸水タオル」リピ確定! 犬仲間にも紹介します
シャンプーや雨の日のおさんぽ後、ワンコを拭くのが大変!
全身フサフサ・もふもふのわが家の愛犬。キャバリアの長い飾り毛はチャームポイントである反面、シャンプー後のケアがとっても大変です。
洗う作業自体にも時間がかかってしまうのですが、そのあとのタオルドライもけっこうな手間なんですよね。
以前は普通のフェイスタオルを使っていましたが、ぐっしょり濡れた状態からドライヤーをかけられる程度に水気が切れるまで、どうしても複数枚が必要でした。シャンプーのたびに犬用のタオルを何枚も洗濯することになるので、とっても面倒です。

また、ドライヤーに時間がかかってしまうのも悩みのタネでした。
ドライヤーは愛犬にストレスを与えるのが心配で、いつも半乾きで終了。終わった途端、ハイテンションでソファーにダッシュした愛犬が、リネンに体をグリグリと擦り付けて拭き直すこともしょっちゅうでした。

1年ほど前に水泳用のセームタオル(超吸収タオル)を使い出してからは1枚で拭きあげられるようになりましたが、もったいなくてついボロボロになっても使い続けてしまうためか、今度はニオイが気になるように……。

また、タオルのようなソフトさには欠けるため、顔周りや耳の中が拭きにくい点も少し気になります。たれ耳だと耳がジメつきがちなので、特にキレイに拭いてあげたいんですよね。
「カインズのペット用使い捨てタオル」を購入してみた
そんなとき、カインズのネットストアを眺めていて、気になる商品を見つけました。
それがこちら『ペット用 使い捨て 吸水タオル 15枚入り 犬猫用』

説明文には、「吸水性抜群」「シャンプー後、雨のおさんぽ後のお手入れに」といった文言があります。
「使い捨てなら洗わなくて済むし、ニオイ問題も解決しそう! 」と、試しに1ロール購入してみました。
現物が届いてラベルを眺めていたところ、上部に気になる黄色いマークを発見しました。

「日本動物愛護協会推奨品」マークでした!
「お買い上げ額の一部は動物愛護に役立てられています」と添え書きされています。購入することで、動物愛護にひと役買えるとは、非常にいい取り組みですね。

ラベル裏には
- 切り取りやすいミシン目入り
- 材質:レーヨン などと記されています。
中身を取り出して手にとってみると、カットソーなどによく使われるレーヨン素材だけあって、手触りがとても柔らか。ペットの肌負担が軽減されそうです。

寸法は約30センチ×80センチと、一般的なフェイスタオルとほぼ同じサイズ。

上の画像ではキッチンペーパーのように見えるかもしれませんが、実物はキッチンペーパーとは比べものにならないほどやわらかくて丈夫。まったくの別物です。
ただ、厚みは想像よりも頼りなく、向こう側が透けて見えるほど。「吸水性抜群」といううたい文句は本当なのでしょうか!? そこで、自分なりに調べてみました。
【検証】吸水性がいいって本当? タオルやキッチンペーパーと比較してみた
吸水性の検証にあたっては、比較対象としていつも犬用に使っているタオル(薄手のもの)と一般的なキッチンペーパー、吸水性が高い犬用アイテムの代表選手・ペットシーツを用意。
厚みはバラバラなので重量をそろえることに決め、それぞれ5グラムずつにカットしてみました。

4つの素材を並べたらまず、大さじ1杯ずつの水をかけてみます。

ちなみに、CMでよく見かけるような青い水を使いたかったのですが青い絵の具がなかったため、深く考えずに黄緑色の水を用いて検証しました。結果、絶妙に際どい色合いになってしまい、申し訳ありません。
さて、大さじ1杯分をかけてみた結果は……?

みごと、全選手ともにクリアです! ただ、キッチンペーパーはすでに吸水力の限界に近そう。一方、ペットシーツと使い捨て吸水タオルは、まだ余裕ですね。
さらに大さじ1杯分を追加してみると……

キッチンペーパーとタオルは限界突破してしまい、下に染み出しました。ペットシーツはまだ大丈夫そうではありますが、吸水体はだいぶ膨らんでいます。
吸水タオルはどうでしょうか?

なんと、吸水タオルからは水が全く染み出しておらず、ガッチリと水分をホールドしていました。ペットシーツには及ばないものの、こんなに薄い商品でこれだけの結果を出せたのだから、大健闘だといえるのではないでしょうか。
「吸水性抜群」は本当です!
【使ってみた1】シャワー後の作業が減ってラクに!
さて、いよいよ実戦。ある日のシャンプー後、使い捨て吸水タオルを使ってみた様子を紹介します。

愛犬がブルブルして水を飛ばしたあとタオルドライを開始したところ、パワフルに水を吸ってくれました!
はじめのうちは全身びしょびしょなので何度も絞りながら使うことになりますが、水切れがいいので、絞るたびにちゃんと吸水力が戻ります。しっかりした素材なので、ぎゅっと絞っても破れることはありません!

仕上げにもう1枚新しい吸水タオルを取り出して全身を仕上げ拭きし、耳の穴や顔周りも拭きあげたあと、愛犬を脱衣所へ移動してドライヤータイムです。

相変わらずドライヤーの風には顔をしかめていましたが、セームタオル時代と同様、スムーズに乾かすことができました!

特にトラブルもなく、いつもより早めにリビングに戻ってくることができました! 使い捨て吸水タオル、とってもいいです。たまたまかもしれませんが、この日は「ソファーに体を擦り付ける」行動もありませんでした。
目や耳の周りなど敏感な部分もやさしくソフトに吸水できる点は、まさしく狙い通り。
また、使用後は捨てるだけという点も手軽で気に入りました。洗ったり干したりする作業から解放されるだけでも、気持ち的にとてもラクです。
これまでは休日に家族2人がかりで「よし、やるぞ」と気合を入れて臨んでいた自宅シャンプーですが、このアイテムを導入したことで、一気に心のハードルが下がった気がします。
【使ってみた2】雨・雪の日のおさんぽストレスが減った
続いて、ある雪の日のおさんぽ終わり、足周りやおなかがびしょびしょに汚れてしまった愛犬のお手入れに使ってみた際の様子を紹介します。
ちなみに普段のおさんぽ後のケアは、体と足の裏をウエットティッシュで拭くだけです。
しかし、けっこうな泥水がおなかに跳ねかかる雨の日には、吸水性に欠けるうえに面積が小さいウエットティッシュでは対応しきれません。そこで部分的にシャワーをかけてタオルで拭いていたのですが、特に、シャワーが手間なんですよね。
ですが、フェイスタオルと同じ大きなサイズで吸水力も高いこちらのアイテムなら、シャワーなしでも濡らして拭くだけでキレイにできそうな予感がしたので、とりあえずその方向で挑戦してみることに。
帰宅後、まずは使い捨て吸水タオルを使って濡れた体を玄関でざっと拭き……

汚れた愛犬を浴室で待機させている間、先ほどの使い捨て吸水タオルを軽くすすいでお湯を含ませ、絞ります。


お湯の濡れタオル状態にして汚れた箇所を拭いたところ、汚れをスムーズに落とすことに成功!

タオルや一般的なウエットティッシュよりやわらかく肌触りが良いからか、愛犬もいつもより嫌がらずに拭かせてくれました。
使い捨て吸水タオルは丈夫でまだまだ使えそうだったので捨てるのが惜しく、再度お湯に浸して絞り、今度は全身を拭くために使用。

ついでに耳の中も拭くと、ご覧の通り、気持ちよさそうな顔!

厚手でかさばるタオルと違い、扱いやすくサッと拭けるので助かりました。シャンプーができないときの清拭などにも便利に使えそうですね。
最後は掃除に使ってゴミ箱へポイ
愛犬の全身を拭きあげたあとも、使い捨てタオルにはへたれ・破れがなくキレイな状態で、まだまだ使えそう。やはり、このまま捨てるのはもったいなく感じます。

そこで、汚れのひどいケージの拭き掃除に使ってからゴミ箱へ。最後までフルに有効活用できた感があり、気持ちも満たされました!
ほかにもこんな使い方
以上のようにワンコのシャンプーやおさんぽ後に大活躍してくれる使い捨て吸水タオルですが、ほかにもこんなシーンで活用できそうだなと感じました。
・魚介類を捌くシーンで
ウチでは時々アジ釣りに行くのですが、大量のアジを捌く際、キッチンペーパーを使っているとすぐに破れて大変なんですよね。こちらのアイテムなら、洗いながら使って最後はゴミ箱へポイで済むので、きっと楽チンです♪
・アウトドアで
体拭きやふきんとして使い倒せて、最後は洗わずにゴミに出せるため、アウトドア用品としても優秀だと思われます。
・防災用品として
断水時、限られた水でやりくりしなければならない状況では、体拭きなどに活用できそうです。
ラベルの裏に「本来の用途以外には使用しないでください」という注意書きがあるため自己責任にはなりますが、私はガンガン使い回していきたいと思います。
「ペット用使い捨て吸水タオル」リピ確定! 犬仲間にも紹介します
以上のように、今回、使い捨て吸水タオルを実際に使ってみて
- 吸水力抜群で、シャンプー後のドライヤー時間が短縮できる
- とてもやわらかく、顔周りや耳のお手入れにピッタリ
- 雨の日のおさんぽ後のお手入れがラクに
- 使い捨てなので、洗ったり干したりする手間がない
といったメリットを感じることができました!
一方、15枚入りで598円=1枚約40円※と決して安いアイテムではないため、導入のデメリットとして
- 使い捨てなので、洗ったり干したりする手間がない
の点もあげられそうです。
ただ、高い機能性があってのこの価格なので、個人的にはむしろ値ごろな印象があり、間違いなく払うだけの価値があると感じます。使いどころ次第ですね。
普段のお手入れにはウエットティッシュや普通のタオルを使いつつ、特別にひどく汚れたときやシャンプー時にはこちらを活用して時短する……といったように、使い分けていくのが良さそうです。
※2025年1月現在

手軽に愛犬のキレイが保てる「ペット用 使い捨て 吸水タオル」、シャワー後のタオル問題で悩んでいたわが家では、もちろん、リピ確定です!
近所の犬飼いさんたちにも積極的におすすめするつもりです。